頭のはたらき・メンタルによかったこと

転職して3年弱、自分で「やりきった」という手応えを感じる仕事ができていない。ふとしたときに頭の中で「成果を出さなくては」「休んだほうがいい」とせめぎ合いが始まり、疲れてしまうことが多くなった。 任期付き職員なので、何年後かには次の職を探さな…

失ってなかった。 〜嫌われることへの不安とネット依存〜

以前書いたこの記事 tawashan.hatenablog.com だけど、ここ数日間は相手からもこちらからも互いに話しかけ、楽しく会話することができた。これまで何度も、人に嫌われないかと心配した挙げ句、全くの杞憂だったということがある。それにも関わらず毎回不安に…

また一人、失う。

今日もまたミスをした。というより、他の人に助けてもらって未然に防いだと言うのが正しい。最近は、信頼できる同僚であり友人であった人からの視線が冷たいような気がする。そして、ミスをすること自体よりもそちらを気にしている自分に、嫌気が差す。 今回…

いまを生きていくためのヒーロー映画:『アベンジャーズ/エンドゲーム』

今さらすぎるけど、途中で完成させるのを忘れてたレビューを上げておく。 GW中、我慢しきれずに観に行った『アベンジャーズ/エンドゲーム』。MCUが一区切りする今作では、ここにきて、ヒーローとは何かとくと見よ!と言わんばかりにヒーローらしい姿が描かれ…

夜道にて

GWもあと2日で終わるという中、近くの居酒屋で呑む。 今日は勉強をしようと思っていたのに、朝から、文章がうまいと思うブログの分析を始めてしまい、結局8時間も費やしてしまった。分析するというのはよく言ったもので、実際のところはネットサーフィンと大…

つながりを得られる場所を探して

仕事場で、ふと周りに目をやり、ため息を漏らす。この仕事を初めて以来、朝から晩まで他人と狭い空間に詰め込まれ、常にコミュニケーションを強いられている。疲れの溜まり方は段違いだし、いつも息が詰まるような気さえする。 今の職場に来るまでは、人と同…

人の心を読みすぎる人

働き始めてから、人の心を読みすぎる人、というのは案外多いんだなあと感じるようになった。「読みすぎる」というのは「読めすぎている」のとは違う。ありもしない心を読もうとするのである。それを極めたところでは、以前の職場で、「人のやりたいことを先…

人生は、カジキとサメの繰り返し: ヘミングウェイ『老人と海』

長い時間をかけたものが徒労に終わると、もう失った時間は戻ってこないということがひしひしと感じられ、虚しい気持ちになる。『老人と海』の老人ことサンチャゴが長い闘いの末カジキを得てそれを失っていく姿を見て、研究時代に他のグループに同じテーマの…

『アポロ13』

トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督。始まって数秒でこれはジョン・ウィリアムズの音楽だ、と思っていたらジェームズ・ホーナーであった。実話ベースのお話ということもあり結構固めな内容を予想していたけど、最初のシーンで主人公の一人が宇宙船のア…

最近見た映画 2018.09-2018.10

最近は英語の勉強がてらAmazon Primeで洋画を見ている。Prime会員ならば無料で見られる作品もあり、それを差し引いても物理媒体をレンタルする手間が省けるのでとても楽だ。ただし、英語の勉強教材としては英語字幕を出せないことだけが不満の種である。 太…

『ファインディング・ドリー』

ディズニー&ピクサー『ファインディング・ニモ』の続編。『ファインディング・ニモ』で息子を探すクマノミのマーリンに同行したハギのドリーが、今度は自らの家族を探す旅に出る。最近になってよく聞かれる「生きづらさ」を抱えて生きる人へ、その生を肯定す…

大切な、しかし自分を不幸にするひと

近ごろ、仕事をしているときにも帰ってからも心が落ち着くようになってきた。いろいろ考えた末、それは職場の同僚が辞めたせいだと受け入れざるを得なくなった。 その方(斎藤さんとする)とは、ずっと良好な関係だったわけではない。一度、周囲を巻き込んだ…

スクリーンの中の部室へ吸い込まれる: 映画『リズと青い鳥』

せっかくのGWということで映画を観に行く。1日で初めの時間からアニメ映画リズと青い鳥を鑑賞。 息をするのも忘れ、激しい展開があるわけでもないのに心拍数が高くなる。スクリーンの中の登場人物と同じ空気を吸っているかのような錯覚に囚われ、全編通した…

心が向かう場所、それは南極。

ふいに、どこか遠くへ行きたいとか、何かを作りたいとか、はたまた叫びたいとか、自分の中にくすぶるものを表出させたいと思うことがある。アニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』の主人公もそんな想いを胸に秘めた少女だ。 今期放送開始の『宇宙よりも遠い場…

睡眠不足(となにか)で人生が破滅しかけた話

ことの顛末 分かっていてもなかなかできない「よく寝ましょう」 破綻するまでの生活 日曜の朝から晩までパソコンの前で呻きながら過ごす 睡眠不足の影響 単純作業効率の低下と全体性が捉えられなくなること、面倒くさくなること 生活がコントロールできなく…

図書館にて

その図書館はもう忘れかけていたような空気に満ちていた。 今日こそは朝から晩まで本を読もうと決め込み家から出ないつもりだったが、晴れ渡る空を見ていると無性に外に出たくなった。自転車を漕いで坂道を登り、訪ねたことのなかった図書館へ向かう。 側に…

大学生活最後の日

僕にとって、大学は20代のほとんどを費やした場所だ。先日、その大学院を卒業した。 卒業式は晴れ晴れとした気分もある一方で、周りとの差を否応なく感じさせられる場でもあった。スーツを着込み、胸を張って家を出たは良いものの、会場までの道で他の卒業生…