最近見た映画 2018.09-2018.10
最近は英語の勉強がてらAmazon Primeで洋画を見ている。Prime会員ならば無料で見られる作品もあり、それを差し引いても物理媒体をレンタルする手間が省けるのでとても楽だ。ただし、英語の勉強教材としては英語字幕を出せないことだけが不満の種である。
太字のものはレビューを書いたもの。
アイアンマン1
ミッション・インポッシブル
スリービルボード
ミッション・インポッシブル2
アイアンマン1, 2, 3
これまでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の作品群はアベンジャーズを中心に視聴しており、ストーリーの流れを追ってきてはいるが、本シリーズに手を出すのは今回が初めて。予定が完全フリーの日を利用して一気見した。
MCUのヒーロー映画は量産されている割に脚本がよいのが特徴で、このアイアンマンでもそれは健在である。アイアンマンは全身を金属アーマーで覆われているため、軽妙な武道系のアクションで魅せるのが困難なタイプのヒーローだ。アクションシーンはどうしてもビームや重火器でドカーンとやる大味なものになりやすい。ところが、いざ見てみるとストーリーや主人公トニー・スタークの描写、ガジェットの使い方が面白く、全く退屈しなかった。
トニー・スタークはナルシスト、プレイボーイといった言葉が似合う金持ちであるが、天才的エンジニアでもあり、心の奥に強い正義感を燃やしている。このバランスが面白く、わかりやすい格好良さ(イケメンオヤジとして、ヒーローとして)やユーモアといった陽の面とヒーローとしての苦しみという陰の面、双方を併せ持つ人物像はとても魅力的だ。
例えば、墜落しそうになりながらも初飛行を成功させてバカ笑いしたり、オシャレにアーマーを装着してポーズを決めた瞬間にアーマーが弾け飛んだりするシーンは実に爽快である。また、自分の作った兵器がテロリストに使われたことを知り怒りを見せる姿や、パニック障害を患った上思うようにアーマーが作動しない状況でも果敢に戦いを挑む姿はやはり観客が期待するヒーローのそれである。
3作の中では1が最も好きだ。アーマーを開発していく過程が冒険心をくすぐるし、地味な伏線を使って恋人への愛着を表現したり勝負の行方へ繋げていくプロットの密度が高い。さすがは、その後壮大な広がりをみせるMCUの幕開け、といったところ。
英語学習の観点から言うと、主演のロバート・ダウニー・Jrの発音は早口でくぐもっており、あまり聞きやすいとは言えない。アイアンマンシリーズはまだ良いほうで、彼が格好良くて見てみた他の出演作、シャーロック・ホームズはもっと聞き取りづらい。